看護部

診療・各部門

看護部長の挨拶

 当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 当院の看護部では、山梨病院の『だれでも いつでも 気持ちよく 安心してかかれる病院』の理念に基づき『誠実に看護を実践します』『患者様の安全を守ります』『心の配慮に努めます』を理念とし、看護を実践しています。『誠実な看護』とは、相手の意思を尊重し、その方にあった看護を一生懸命実践することです。
 誠実な看護が実践できるよう、専門職として知識を深め技術を磨くことのできる教育環境を提供していきたいと思います。当院を訪れた患者様が、山梨病院に来て本当によかったと思えるように、努力して参ります。
 また、当院で働く看護職がチームで看護を実践する中で、お互いに支えあい、高めあい、成長できる仲間でありたいと願っています。そのために働く職員にも寄り添う看護部を目指していきます。

百瀬 千尋

看護部理念

JCHO山梨病院看護部は病院の理念と基本方針に基づいて
● 誠実に看護を実施します
● 患者様の安全を守ります
● 心の配慮に努めます

令和6年度 看護部目標
1.地域に根ざした病院機能の充実
2.安心安全な医療・療養環境の提供
3.働きやすい職場づくりと人材育成
4.健全経営への参画

看護体制

急性期一般病棟    7:1看護
地域包括ケア病棟   13:1看護
看護方式
 チームナーシング+担当看護師制
勤務体制
 2交代制 日勤8:30~17:15 夜勤15:30~8:45 ※早出・遅出あり

各部署紹介

4階病棟
 4階病棟は、整形外科、循環器内科、脳神経内科、呼吸器内科の患者を主として受け入れています。スタッフは20~30代前半の看護師が多く、どんなことにも笑顔で、お互いに切磋琢磨し、看護している明るい病棟です。
 整形外科では、大腿骨頸部骨折・肩腱板断裂等の手術を必要とする患者様が多く入院しています。循環器内科等も同様、入院患者様は高齢者が多いです。内科的合併症や認知症がある場合や、一人暮らしや高齢者世帯であるため、身体的、社会的問題を抱えていることがあります。また、手術に対する不安の軽減や痛みの緩和はもちろんのこと、寝たきりにならないよう、医師・看護師・PT・MSW等他職種と連携し、住み慣れた場所で安心した生活が送れるよう退院支援を行っています。

5階病棟
 主に消化器内科・外科の患者様、令和5年10月から乳腺外科の患者様の受け入れを行っています。当院は健康管理センターがあり、健康診断で異常を認めた場合、早期に内科的・外科的治療を受けることができるよう連携しています。
 比較的自立した中高年齢の患者様の入院が多くなり、入院時から退院を見据えた介入を行うため、多職種連携が必須でありカンファレンスを開催し、情報共有に努めています。

 乳腺外科の患者様に対して外来受診時から専門分野の看護した関わり毎週、医師・外来看護師、病棟看護師にてカンファレンスを実施し、不安なく入院・治療がおこなえるようシームレスな支援ができるよう心がけています。
 また、「患者様が安心して検査・処置を行うことができ早期に自宅退院できることで住み慣れた地域で過ごせる」ことを目標に多職種と連携し協力しています。

6階病棟(地域包括ケア病棟) 
 急性期の治療を終えた患者様や自宅や施設などで具合が悪くなり緊急入院が必要となった患者様の入院を受け入れています。入院前の生活により近い状態で退院できるように専属の理学療法士によるリハビリや看護師による生活リハビリを積極的に実践しています。
 家族の事情で在宅療養が一時的に難しくなった患者様の受け入れもさせて頂いております。退院後の療養生活を見据えたマネジメントを行い、退院前後訪問により在宅状況を確認し、その人らしく住み慣れた地域で安心して生活が継続できるよう支援しています。

外来
💛患者が安心して治療をうけるために支援をしています。
💛患者、家族が安心して住み慣れた場所での生活が送れるように地域と の連携を大切にしています。
💛がん化学療法認定看護師、核医学診療看護師、肝疾患コーディネーター、インターベーションエキスパートナースのスペシャリストが働いています。
💛職員の半数以上がワークライフバランスを保ちながら子育てと両立しながら、頑張っ て生き生きと働いています。私達と一緒に誠実な看護を実践してみませんか

手術室・中央材料室
 手術室の年間手術件数は600件で、主に乳腺外科、消化器外科、整形外科の手術を実施しています。局所麻酔も含め全症例に対し術前訪問を行い、患者様やそのご家族の心に寄り添い手術に対する不安を軽減することに努めています。また、日々の麻酔科医との術前カンファレンスにて、情報を共有することで、より安全な手術を提供できるようにしています。術後訪問も実施しており、患者様一人ひとりの声に向き合うことを心掛け、やさしさと思いやりの心で、安全・安心な看護を目指し、スタッフ一丸となって取り組んでいます。

健康管理センター
 健康管理センターでは、人間ドック・生活習慣病健診・特定保健指導などを中心に年間約8万人の健康診断を実施しています。健診・保健指導を受けられる方は10代の方から90代の方と年齢層も幅広く、その方々に合わせた対応を心がけています。「採血されるのが苦手」「胃カメラ検査が心配」などの検査に対する不安を訴える方も多いですが、健診を受ける方の訴えをしっかり傾聴し思いに寄り添うことで安心して健診を受けられるよう努めています。

 病院併設の健康管理センターであることを活かし、疾患の早期発見を行い、外来と連携し早期治療ができるよう対応しています。健康診断を受ける方との一期一会を大切に、確実で安心・安全な看護ができるよう、笑顔で日々の看護に取り組んでいます。

内視鏡
 内視鏡室は、消化器病センターの要となる部署で、年間の内視鏡検査数は約1万8千件と全国トップレベルの件数です。健康管理センターの健診者・外来、入院患者の内視鏡検査・治療を行っています。上部内視鏡検査に加え、内視鏡的大腸ポリープ切除術や消化管出血に対する緊急対応やERCP等の特殊検査を行っています。また昨年度から膵臓・胆道疾患専門の医師が着任し、超音波内視鏡検査を行い膵臓がんの早期発見・早期治療につながっています。
 内視鏡検査を受けられる方は健診者も患者も不安を抱えている方が多いので、対象者に声かけ、寄り添い、外来・病棟との連携を強化し情報の共有を行うことで、安心して内視鏡検査が受けられるように努力しています。内視鏡検査といえば山梨病院といわれるよう、やさしさをモットーに内視鏡看護を実践しています。

地域連携室
 地域医療連携室では、患者さんが医療機関に受診する際の連携と退院後の生活が過ごしやすくするための連携、医療の連携体制を築くための広報活動を行っています。
【構成メンバー】
〇医療ソーシャルワーカー(MSW)3名
 医療的・社会的な制度の活用方法の提案から地域の社会資源の紹介、入院・退院の調整、経済的な支援、社会制度の紹介、自宅の環境整備までさまざまな役割があります。患者さんと家族の思いに寄り添い、知識と経験を駆使し、入退院支援をしています。病院の土台ともいえる重要な役割を担っています。
〇看護師2名
 MSWと連携し、外来・入院患者に行われている看護が患者と家族の思いに寄り添えているか、看護師と協働すると共に、MSWとも協働し、質の高い看護の提供と看護の連携に向け頑張っています。
〇事務4名
 医師の指示のもと患者さん・家族の希望を考慮し、他院の診察の予約をしています。病院と病院の連携の窓口となり、治療をサポートしています。

医療安全管理室
 医療安全管理室では「人は誰でも間違える」という人間の本質を基に、職員個人の問題としてとらえるのではなく、過ちを誘発しない環境や、過ちがアクシデントにつながらないシステムを組織全体として整備し、安全文化の醸成に努めています。
 医療安全活動においては、1つの重大事故の背景に軽微な事故が29件、無傷の事故が300件あると言われている「ハインリッヒの法則」に則り、小さな報告をすることによって大きな事故を防止することができるということを職員へ周知し、0レベルのインシデント報告が増加するように取り組んでいます。
 医療安全管理室での業務は、1. 医療安全対策の体制確保のための各部門との調整 2. 医療安全カンファレンスの実施 3. 定期的な院内ラウンドを行い、各部門における医療安全対策の実施状況の把握と分析 4. マニュアルを適宜・適切に見直し、整備・検討への参画 5.医療安全対策に関わる最新情報の把握と提供 6. 各部門における医療安全推進担当者への支援 7. 医療安全対策に係る体制を確保するための職員研修の年2回以上の実施8. 医療安全対策に係る患者・家族の相談に適切に応じる体制の支援等を行っています。