特定健診と保健指導について
40歳以上75歳未満の被保険者及び被扶養者に特定健診と保健指導が義務化されました。
■特定健診について・特定健診は
メタボリック症候群に着目し、保健指導の対象者を抽出するための健診です。・もちろん、がん健診をはじめとした定期健診、生活習慣病予防健診、人間ドック等は今までどおりに実施されますので 併せて実施することもできます。
○メタボリック症候群とは?
・肥満のタイプは2つあります
①「皮下脂肪型(腰のまわりやお尻に脂肪がつく、女性に多い)」
②「内臓脂肪型(内臓のまわりに脂肪がつく、男性に多い、お腹ぽっこり型)」
・メタボリック症候群とは、内臓脂肪型肥満に加え
「高血圧」・「高血糖」・「高脂血症」のうち2つ以上を持った状態のことを言います。
○検査項目
・必須項目
①一般理学 診察、身長、体重、BMI、腹囲
②循環器 血圧測定
③腎尿路 尿糖、尿蛋白
④肝機能 GOT、GPT、γーGTP
⑤脂質 中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール
⑥糖代謝 空腹時血糖またはHbA1c
⑦質問票 服薬歴、喫煙歴、飲酒歴、既往歴、運動習慣等
・詳細な健診の項目
心電図、眼底、貧血(赤血球、血色素、ヘマト)
○メタボリック症候群と診断される基準は?
・腹囲と中性脂肪、HDLコレステロール、血圧、血糖、質問票により判定・診断されます。
■保健指導について
・特定健診の結果から、メタボリック症候群と判定された方は、階層化プログラムにより「情報提供」・「動機づけ支援」・「積極的支援」の3グループに分類されます。
それぞれの対象者につきまして、当院健康管理センターでは、医師・保健師・管理栄養士・看護師等が
①情報提供
パンフレット等で生活習慣改善のきっかけになるような情報提供をいたします
②動機づけ支援
個々の目標に応じた指導で、初回に食事と運動等のアドバイスを行い、6ヶ月後に評価を行います
③積極的支援
個々の目標に応じた指導で、食事と運動等のアドバイスを継続に行います。初回と3ヶ月目は面談、2週間と2ヶ月目には電話またはメール、1ヶ月目と4ヶ月目には手紙またはメールでサポートを行い、6ヶ月後に最終的な評価を行います。
オリジナルの保健指導を提供いたします。
詳細につきましては、お問い合わせいただけますよう、お知らせいたしま
す。
連絡先 JCHO山梨病院 健康管理センター 055-251-5855(代)